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ILDAレーザーとは

ILDAレーザーの歴史

ILDAのレーザー接続について説明します。

ILDAレーザーは、レーザープロジェクターの一種で、制御用信号としてDB-25接続を使用します。ILDAポート」は「DB-25コネクター」と定義され、通常レーザーの背面にある25ピンのアナログコネクターです。

ILDAポートとは「DB-25コネクター」のことで、レーザーの背面にある25ピンのアナログコネクターで、パンゴリンのFB3QSなどのイルダレーザー制御機器から、レーザー背面のILDA INポート(オス)にアナログ信号を送信することで機能します。

ILDAの名前の由来

ILDA(国際レーザーディスプレイ協会)は、レーザーショーの業界標準を設定し、レーザー芸術性の向上、社会的認知度の向上、安全性の向上などを推進する役割を担ってきた組織です。ILDAのレーザー接続の専門用語はDB-25だが、現在ではILDAと定義するのが一般的で、そちらが主に使われています。

ILDA対応レーザープロジェクターRAW 1.7 の背面

ILDAレーザーの制限事項

ILDAは、レーザーショーの業界ではかなり以前から標準的な規格ですが、いくつかの重要な制限があります。

  • ILDAケーブルは、その大きさ、重さ、そしてケーブル自体の全体的な「太さ」によって、配線が面倒になることがあります。
  • ILDAインターフェースは一度に1台のレーザーシステムしか制御できないため、複数台でレーザーショーを行う場合、複数の異なるILDAレーザーハードウェアが必要になります。
  • ILDAケーブルの推奨最大長は150ft(約45.7m)です。150ftを超えると信号が途絶え、出力解像度が低下する可能性があります。

また、ILDAレーザーを使用する際の大きな制約として、ケーブルの入手が困難で、急な交換ができないことが挙げられます。

当時、DB-25コネクタとケーブルはさまざまな店で売られており、ILDAがこれをスタンダードに選んだ理由の1つでした。しかし、エンターテインメント業界の技術の進化に伴い、5ピンDMXやイーサネットケーブルと異なり、一般の店舗で入手することは非常に難しくなっており、ユーザーにとって大きな負担となっています。

ILDAレーザープロジェクターがもたらすメリット

これだけの制約がありながら、なぜ現在でもILDAレーザーシステムの多くは市場に出回っているのでしょうか?

ILDAレーザーは、一般的にカスタムレーザーコントロールハードウェア備えたレーザーよりも手頃な価格です。これは、1台、あるいは複数台のレーザーシステムを購入しようとしている人や、マルチメディアセットアップをする予定のない人に向いています。

ベストなILDA レーザー システムはどれか

ILDAレーザープロジェクターを購入する際、「ベスト」というものはありません。なぜなら、ニーズと要件は、人によって異なるからです。ただしレーザープロジェクターには、出力、変調度、スキャン速度など、知っておくとよい基本の仕様がいくつかあります。

レーザープロジェクター購入ガイドで、レーザープロジェクターを購入する際に参考になる基本の仕様を解説していますので、ご参照ください。

ILDA対応製品一覧はこちら


※この記事はPANGOLIN本国サイト記事を翻訳・編集したものです。
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